運動前の注意点


フィットネスが、鬱屈した脂肪と精神とを取り払うことは先に述べたとおりですが、運動である以上、注意しなければいけない点があります。


定期的にフィットネスを行う際には、安全のため健康スクリーニングを行いましょう。フィットネスのリスクが低いとはいえ、中にはリスクの高い人もおり、運動を控えるべきケースもあります。たんに整形外科的障害の有無をたしかめるだけではなく、胸の痛みやめまい、失神といった心血管疾患や肺疾患の徴候や症状の有無、年齢的に激しい運動が可能であるかついても注意が必要です。


適切な運動量を守る必要もあります。適度な運動は健康を促進しますが、過剰な運動は健康を損ないます。風邪や気管支炎にかかりやすくなる、運動性貧血を起こしやすくなる、同じ部位に負担をかけ続けることで炎症や疲労骨折を起こす、などが考えられます。運動は一日一時間まで、週五日までに留めるのが良いでしょう。


また、水分補給も忘れてはいけません。古くは運動中は水を飲まないほうがよいとされていましたが、今は考え方は逆となっています。軽い脱水症状でも運動能力が低下するうえ、気温が高い場合は重大な事故に至る危険性があります。運動中は体温が上昇しますが、周囲の気温や湿度が高いと熱をうまく放出できずに熱中症を起こします。運動前と運動中に水分補給を行う、熱を逃がしやすい服装を選択する、気温や湿度が高すぎる場合は運動を中止するなどの配慮が必要です。